宅地建物取引士を取得する方法 実践story⑧【宅建業法】37条書面と35条書面の取り扱い

宅建取得ノート

現実的問題:不動産の現場で使う書類の取り扱いって、不動産業界人に事務処理作業、業務に関わったことがないと書類自体ピンと来ない

トモクマ
トモクマ

ついに引き渡しが決定!

ぴよたそ
ぴよたそ

ついに本契約!
買主さんのローン審査が通りました
金消契約を締結してもらって銀行決済して来ますね

クマトモ
クマトモ

ぴよたそ・・・
それ日本語?何言っているかよく分からなかった

契約書書くってこと?

ぴよたそ
ぴよたそ

思わず興奮して
業界用語連発を失礼しました
クマトモはお友達だから気を抜いちゃった

クマトモ
クマトモ

なんだか
いっぱい仕事ありそうだね
契約完了までがんばって!

ぴよたそ
ぴよたそ

頑張ります!

買主さんの手続きの流れをもう少し細かくご説明します

過去問参照:試験ではどう出る?

37条書面に記名押印する宅地建物取引士は、35条書面に記名した宅地建物取引士と必ずしも同じ者である必要はない。

平成23年宅地建物取引士試験出題

→「え?同じ契約で別人の宅建士の印鑑とかダメでしょ?同じ1つの契約でありえないでしょ」
 という先入観。それ、間違ってます。(私がそうでした)

答えは「〇」なんです。

上記は売買契約引き渡し前の流れです。

着目は以下2点です。

⑤35条書面 重要事項説明書(ぴよたそ説明)
 重要事項説明は、「重要事項説明をする宅建士が記名・押印・説明」をしなければなりません。

⑥37条書面 売買契約書(不動産業者・宅建士代表取締役社名)
 売買契約書は、「売買契約書の交付は誰でも良い」ので
 あらかじめ専任の宅建士(代表取締役社長、所属長など)が記名・押印しています。
 一般企業でのイメージに例えるならば
 会社では大事な書類は1人では作成しないので
 上司が契約して良いと承諾したと認めた具合です。
 と、いうことは、宅建士が2名以上いる企業では
 ⑤⑥宅建士の記名・押印が別の人の可能性が出てくるということです。

要は、重要事項説明の後日、売買契約書を交付しても良いわけです。
※実際は同日に取り交わされることがほとんどです。

ポイント:実務を経験するか、イメージすると簡単に覚えられる代表例

みなさんは実際どうですか?
教科書を読んで、問題を解き続けてしまっていませんか?
実は、ちょっとは座学から1歩、離れてみて
不動産屋さんに声をかけて聞いてみても良いかもしれません。
契約の流れをネット検索や動画検索しても良いかもしれません。
「これって普通なの?」と。
この問題は、不動産屋さんの普通の日常の出来事なんです。

以上現場より
参考になったら嬉しいです!

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