宅地建物取引士を取得する方法 実践story④【宅建業法】仲介手数料(報酬)に関する制限

宅建取得ノート

現実的問題:家を売る時も、売る為に払う費用がある。その1つ、報酬とは

クマトモ
クマトモ

買付が入ったら、売る時の費用が気になって
ぴよたそが作ってくれた諸費用計算書を思い出したんだ

ぴよたそ
ぴよたそ

売買契約書印紙代・仲介手数料(報酬)・所有権移転費用・税金関係などだね

トモクマ
トモクマ

実は・・・説明を受けたけど、覚えてなくて
もう払わなきゃいけないの?

ぴよたそ
ぴよたそ

なるほど!分からなくなるよね
まだ買付だから払う必要はないよ
買付→契約決済時お支払いをお願いします

トモクマ
トモクマ

そうか
まだ買主さんが、買えるかローン審査中だった

ぴよたそにお支払いをする仲介手数料(報酬)
もっとあげたいくらいだ
何回もいろいろ教えてもらってる

ぴよたそ
ぴよたそ

ありがとう

気持ちだけで満たされるよ
仲介手数料(報酬)は限度額が決まっているんだ

過去問参照:試験ではどう出る?(報酬)

宅地建物取引業者A(消費税課税事業者)が売主B(消費税課税事業者)からB所有の土地付き建物の媒介依頼を受け、買主Cとの間で売買契約を成立させた場合、AがBから受領できる報酬の限度額(消費税額及び地方消費税を含む。)は160万800円である。なお、土地付き建物の代金は5,160万円(消費税額及び地方消費税額を合算した額160万円を含む。)とする。

平成16年宅地建物取引士試験出題

ポイント:報酬計算の元になるのは本体価格(税抜価格)

→売却額は税込み表示。土地は非課税・建物は課税対象。媒介報酬額はどの額(本体価格)をもとに計算されるのかを問われています。

だから答えは「×」です。

計算方法の例は以下です。

①160万円(建物の税金部分)÷0.1(消費税10%時)=1,600万円(建物代金)
②5,160万円(売却額)ー(1,600万円(建物課税前)+160万円(建物の税金部分))=4,000万円(土地代金)
③(1,600万円(建物課税前)+3,400万円(土地代金))=5,000万円(本体価格)
④5,000万円(本体価格)×3%+6万円(報酬計算式)=156万円×1.1(消費税10%時)=171万6,000円

ぴよたそ
ぴよたそ

報酬の計算は短い問題
だけど
計算方法の例のように、課税対象・非課税対象を計算して
冷静に解答が必要だよ
だから
思ったより解答に時間がかかって焦ってしまうから
引っかかりやすいよ

ふくろう先生
ふくろう先生

報酬計算の元は「本体価格(税抜)」
土地は非課税・建物は課税!

以上筆者が宅建業法で一番焦る計算問題でした。
参考になったら嬉しいです。

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